こんにちは、トウコ(@at_tokotoko)です。
今回ご紹介するインタビューゲストは企画屋の方です!
今までのインタビューとはまた違う角度からお仕事を見ることができて、とても面白かったです。
ワークショップならこの人にお任せ!@企画屋の日置菜津美さんにインタビュー!
いらっしゃいませー!
合同会社ひよきかくっていうのの代表をしていて、
最近は主に子供のワークショップをやっています。
企画屋になったきっかけは?
私学部が彫刻科なんだけど。
大学二浪してまで入ったんだけど
2年生の半ばくらいから全然アーティストに向いてないって
わかっちゃって
笑
どうしようって思って。
大学辞めるわけにはいかんし
うんうん
その時当時「企画部」っていう部活があって
あ、そうなんだ
企画をするっていう部活があって。
そこに入ってなんかやろっかって時に
「ポートフォリオ展」をやったんだよ
うんうん
いろんな学部の子とかいろんな大学の子とか集めて
学食の2階でポートフォリオを展示するみたいな。
へえ〜
それが結構好評だったのかな?
隣でついでに芸祭中だったから「喫茶ひよこ」とか
喫茶店やってて
はあ〜
でなんかすごく好評だったんだよね
ふんふん
企画いいなあってなって。
そしたら企画専門でやってる子が他にいないから、
「あれも手伝って」「これも手伝って」ってなって
うんうん
みんなは作品を出したいけど企画はやりたくないから
「ひよさんやってもらえん?」ってなって
ふーん
「あ、需要があるんだな〜」ってなって
結局2年の終わりから4年まで
企画ばっかりやってて
へえ〜
で進路どうしようって。
彫刻はもうやらないし企画やっててもアレだし
そしたらデザイン科もあるよって言われて
大学院は、じゃあデザイン受けて企画専門でやるかって
当時の森先生のところに会いに行って
うんうん
森先生に「こういうことやってて」って言ったら
「うちにこいよ」って言ってくれて、大学院行ったみたいな笑
笑笑
それがめちゃくちゃやりたいというよりは
他にやる人がいないから需要があるな、みたいな
感じですね。
なるほど〜
大学の頃からだったんですね
うん大学〜
彫刻専攻があまりにも熱意がある子が多かったからすごく
気づいちゃったね自分が熱意がないことが
笑
大学の先生から何か言われなかったんですか?
完全に彫刻科からはもう
早くいなくなれみたいな感じだったね
え!ほんとですか?!
「こんなことやってても意味ないだろ」みたいなことを
いろんな非常勤の先生も教授もみんな言いにきたよ
ええ〜こわ
懐かしい
そっか〜…
今思うと心配してくれてたんだろうね
まあ、そうですよね
きっとね、うん
やりがいを感じる時はどんな時?
企画屋に関しては、
仕事が入ってくる経路もそうなんだけど
全然広報してなくて。
へえ〜
どっかからのルートから私を探して
「日置さんという人がいると聞いて」で仕事が入るから、
本当に他にやる人がいないんだなっていうのは毎回嬉しい
それって卒業してからですか?
卒業してからもそうだし、学部の時も大学院の時も
全部そうだね
へえ〜
すごい
この間ホテルの壁に絵を描きたいんだけど、
大学生何十人とかでいい感じに絵を描いて欲しいって依頼が来たよ
へえ〜
それを取りまとめできる人が、私も私しか思い浮かばない笑
笑
そういう意味では唯一無二っていうのは嬉しいよね
うんうん。
この間もワークショップやってらっしゃいましたね
そうそう
最近ワークショップばっかり
うんうん
あれは結局企画の話に繋がるんですけど、
企画って宣伝もしてないし営業もできなくて。
ジャンルがわからんやん私の仕事
うーん
「これができます」の営業もできないから
入った仕事をやるわけよ
はあ〜
継続的に仕事ってできないのよね企画で。
ある日突然変な仕事が舞い込んでくるみたいなのが多すぎて
へえ〜
自分主導でできることってなんだろうって考えて
自分が企画して自分が発信できることは何かないかなってなって
うんうん
ワークショップもできるじゃんってなって。
今年の7月からかな。急にやろうってなって
やってる
へえ〜
定期的に開催してるって感じですか?
私まだ長久手に住んでるから定期的に
子供達に還元できるし
私ワークショップだったらすぐできるから
やろうってなって
うんうん
ただ、場所がないとか集客どうしようって思ってて。
そしたら後輩の子がガチで手伝ってくれて。
集客・広報・写真を担ってくれて
へえ〜
場所もインスタとかで「場所がないです〜」って言ったら
貸してくださったり。
それでコラボしたりして。
いいですね
ワークショップ今楽しいね
みんなに助けられてるね
ワークショップで還元できるんですか?
次への資金とか…
ワークショップに関してはトントンで
稼げてないね。
今狙いがあって
はい
ワークショップをとにかくいっぱいやって
長久手市内で認知度が上がって。
私中学の非常勤長くやってたり、大学の非常勤もやってて
へえ〜
うまいことさ、学歴・経歴がいい感じなんだよね
やらしい話笑
あはは笑
ワークショップもどんどんやって認知上げて、
ひよ先生というブランディングをしてる。
最終的にひよ先生が立ち上げた美術教室、図工がいつもやれる
施設をたち上げたいんだよね
はあ〜
その時認知度も上がってるから、
ちょっとリッチなプランとかもできる
うんうん
私が造形教室の先生を育てるみたいな立ち位置にしたい
ふ〜ん
だから今は全然儲かってないね
今は種まき
じゃあ最終的には造形教室を立ち上げたいんですね
そうだね教室とか。
よく言ってるんだけど藤が丘で、ガラス張りで、
日中はいつでも工作ができる施設みたいにして
夕方は造形教室。夜中は県芸の子達集めてみんなで飲む、みたいな笑
あはは笑
新旧含めた同窓会みたいな施設を作りたいね
仕事はどうやって得ていますか?
ほんと人づて。
他にやれる人がいないので私に流れ着くみたいな感じ
ふーん
その代わり継続的には入らないんだよね。単発。
単発単発って感じですか
去年とか芸祭の仕事が入ってたよ私。
愛知県芸の芸祭が3年ぶりにやるんだけど
もう芸祭委員の子が何をしたらいいかがわからなくて
ええ…
まあコロナだったから仕方ないか
学務の方からどうしよってなって。
私昔五芸祭も手伝ったことあるんだけど
うんうん
「その昔五芸祭で日置さんっていう人が陰で動かしてたって聞いた」ってなって「日置さんって誰」ってなって、「金工室の大地の嫁だ!」って
あはは笑
「ちょっとなんとかしてください」って学務と芸祭委員から連絡があって
裏で回してくれって、卒業生とか使ってもいいから
そのお仕事してたの。
へえ〜
うまくいったんですか?
うん、うまくいったよ。
うまくいくんだよ、県芸生って力あるから
結構毎年大変じゃないですか、
芸祭って
毎年大変だよー
うんうん
企画の仕事しててよく思うんだけど、
基本的にみんな私よりなんでもできるんだわ。
学生の子もむちゃくちゃよくできるんだけど、
一歩を手助けしてあげるというか
うんうん
学生さんとかだと
「こういうことでいいですか?」に対して
「大丈夫だよ」って言ってあげる人が
必要なんだなって思った。
うんうんそうかも
「あなたのやってることは間違いない、それでいいよね」って
いうのを芸祭中はずっとしてて
アドバイザーみたいですね
アドバイスもしてないね
肯定しかしてないね
あはは笑
さっき言ってたホテルの絵を描く仕事も、
県芸の子がやってくれたんだけど、
「あなたって素晴らしい絵を描くね」って
ずっと言ってただけだった
笑笑
むちゃくちゃ能力のある子達を推すだけの仕事みたいな
基本は。
うんうん
みんな肯定して欲しいんだなって思った。
そうかもしれないですね
「あってるよ」って言われたら自信もつきますしね
合ってるしね、みんな。
あってるし力があるし。
私の周りで企画手伝ってくれる子はみんな
うんうん
私はできることがないのね基本的に。
何が描けるとかデザインできるとか一切ないから
「私はできてないけどなんとかやれてるでしょ」って
逆に言うと「ジャンルが分けれてちゃんとできてるあなたは
できないはずないよね」って言うと「ああそうか」ってみんなやる
へえ〜
学生さんはみんな大体それ
中編へ続く
File.4 日置菜津美さんに聞いてみた!【中編】 今回は学生時代から企画屋として活動している日置菜津美さんにインタビューをしました。子供向けワークショップでどんな役割をすれば盛り上がるか、たくさん聞けましたよ。お仕事をする上での対人関係の秘訣も聞けたと思います!
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