こんばんは、トウコ(@at_tokotoko)です。
はじめにという一番最初に読んでもらうブログ記事に病気のことは少し書いていますが、私は乳がん患者です。
ブログを作るときに「病気のことも喋るか〜!」と思い「病気のこと」というカテゴリーは作ったものの、特に書くことも思いつかないまま時がすぎ、このブログもフリーランスとかそういう働き方に特化したブログになりつつあったので、ここで病気の話入れてもなんだかジャンルがごちゃごちゃするかな〜と思い記事にしてなかったのですが。
まあでも病気になるって突然ですよね。
私ももう5年ほど経つのですが、病気になるのは突然でした。
病気になった時に色々調べたことや心構えなど書いてもいいんじゃないかと思い(ブログのネタがないだけ)、今回こうして筆を取っています。
とにかくお金がかかーる
病気になって実感するのはとにかくまず「お金がかかる」んだな〜ってことですね。
日本には皆保険というものがあるので、自己負担額は3割だから安くていいじゃんって思うんですけど、がんほどの病気になると自己負担額も増えます。
ある日の通院記録によると、その日は抗がん剤の点滴があったのですが、
- ステロイド点滴
- パージェタというお薬60分
- 休憩60分
- ハーセプチンというお薬90分
- 休憩60分
- 吐き気どめ15分
- ドセタキセル(抗がん剤)
- ゾレドロン酸(溶けた骨の再生薬)
っていうフルコースを受けました。朝早く起きて病院に向かい、夕方まで点滴でいなくちゃいけないのですがなかなか疲れます。じっとしてるだけなんですけどね。
それでこの日の料金がこれ。
保険がなかったら64万700円掛かってて、その3割負担。
私がこの日払ったのは55,000円です。
64万の3割負担ならもうちょっと払わないといけないんじゃないかと思うんですが、それは「限度額適用認定証」のおかげでこの金額で収まっているのです。
所得によって払うお金の限度額が決まる
所得区分 | 自己負担限度額 | 多数該当 |
---|---|---|
ア 901万円超 | 252,600円 +(10割の医療費ー842,000円)×1% | 140,100円 |
イ 600万円を超え901万円以下 | 167,400円 +(10割の医療費ー558,000円)×1% | 93,000円 |
ウ 210万円を超え600万円以下 | 80,100円 +(10割の医療費ー267,000円)×1% | 44,400円 |
エ 210万円以下 (住民税非課税世帯除く) | 57,600円 | 44,400円 |
オ 住民税非課税世帯 | 35,400円 | 24,600円 |
これは愛知県西尾市の所得区分および自己負担限度額。
多数該当というのは、たとえば57,600円を3カ月連続で払った後の4カ月目からはこの値段になります。
4カ月目で安くなるけどそのあと一回でも44,400円未満の精算があったらまた57,600円からやり直し…
国民健康保険も協会けんぽもどこも設けられている制度なのですが、自己負担額の上限が決まっていて、これ以上の金額は代わりに払ってくれるのです。
病気と共にスタートしたフリーランスで収入も微々たるものですが、この制度のおかげでなんとかやっていけています。
注意しなければいけないのは、限度額の上限は病院ごと、というところです。
たとえばA病院で今月55000円使ったら、次回の月内の通院は0円なんですけど、B病院で通院したら新しく金銭が発生します。その病院ごとに限度額が設定されているのです。全ての病院の通算じゃないんですよね。
がんは外科に通っているのですが、副作用で心臓が弱ると内科の循環器科にもお世話になっています。私が行っている総合病院なら科を跨いでも同じ病院内なので新しくお金が発生しなくて助かります。
そういう面でも総合病院を選ぶのも大事ですね。
毎年更新する必要がある
限度額適用認定証は毎年更新する必要があります。
詳しくは入ってる保険会社や市役所に行って問い合わせて欲しいのですが、別に審査とかも必要ないですはずですから簡単に取得できると思います。
それと高額療養費を後から精算して返してもらえる制度もあるのですが、まず自腹で払うというのは嫌すぎるので限度額適用認定証もらっといたほうがいいです。絶対。
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